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2005年11月公開の新作『探偵事務所5』シリーズでは、探偵の七つ道具の中に、ガム兼USBメモリ、缶コーヒー兼高性能望遠鏡とともに、時計兼懐中電灯が登場します。突拍子もない道具の一つとして「ライトにもなるウォッチ」と脚本に書いたんですよ。市販されていることを知らなかったので、初めは作ろうと思っていました。ところが、調べたら、なんと、これがビクトリノックスにあった。それで、お借りできませんか、と申し出たら、快くどうぞと言ってもらいました。特別仕様の5の数字が大きいウォッチ。成宮寛貴、宮迫博之ら、探偵たちは全員が持っています。無理やりのタイアップじゃないんですよ。買おうかな、と思ったくらい。映画の作り手としては、とてもうれしいですね。
ぼくが探偵ものにこだわるのは、ちょっとした理由があってね。探偵はリアルなのか、リアルじゃないのか。いい人なのか、そうじゃないのか、謎めいている。いつも何かを追っている。生きているというのは、何かを探しているということでしょ。見つけられるかどうかは別にして、一生、何かを、まだ見ぬ何かを探している。探偵というのは実はわれわれの生きるという姿そのものなんです。
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