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いま、身体障がい者のための道具づくりのアドバイザリースタッフとしてノーマライゼーションの仕事をしていますが、いい道具とは道具の向こうに人の顔が見えるということでしょうか。逆にいうと、見た目を優先させない。やはり大切なことは使う人のことを考えて造られているということ。このチャンプだって、左右で太さが微妙に違うんです。暗闇でまさぐるときも、取り出しやすいし、この独特の滑るような丸みが、優しい。ポケットに入れてもゴツゴツしない。なんともいえないくらい心地いいのです。 |
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2003年、福祉増進・社会教育の事業を展開するためNPO法人「animi」(アニミ)を設立しました。ぼく自身いろいろな人たちのおかげでここまでやってきましたので、今度はぼくができることでお返ししたいと思ったからです。バリアフリー研修やキャンプなど、いろいろな活動を行っていますが、いちばんうれしいのは仲間が就職できたときですね。いまの日本はだいぶ門戸が広がったとはいえ、まだまだ障がい者にとって就職は夢なんです。 |
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いま、障がいをもっている人の割合は確実に増えてきています。現状では、大きくとらえて1割くらいでしょうか。これから高齢化社会を迎え、その割合は人口の4分の1に達しようとしています。75歳以上の後期高齢者の割合はそのうちの75%で、白内障で目がかすむとか、耳が遠くなる、足腰が弱って車いす生活を余儀なくされる人々です。このような人々を含めると、世の中の3分の1くらいは障がい者になってしまうんですね。健常者との橋渡しがますます必要になる時代を迎えようとしています。障がい者の中には社会生活の経験が乏しいために、ある種の常識が不足していたり、上手にコミュニケーションできない人々がいます。そこでトレーニングして社会で自律できるようにお手伝いしているんです。苦労も多いですが、その苦労が報われて就職できたというニュースを耳にしたときは、本人以上にうれしいものです。 |
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